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社長ルポ

代表取締役 抱 厚志

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社員を採用するのではない。仲間を増やしたい

僕たちエクスは、フランクな社風だと色んな人から言われます。確かに、社長が自分の仕事の失敗を朝礼で謝る会社は珍しいかもしれません。しかし、これは確固とした考えのもとで築いてきた社風。社員のみんなを「仲間」だと考えて接してきた結果です。

僕たちが定義する「仲間」とは、同じ志を抱いて喜怒哀楽を共有する存在のこと。お互いの人生の価値を倍増し合えるような人を指します。もちろん、人生は仕事だけではありません。

ですから、プライベートなことを含めた様々なことを話し合える集団でいたいと思っているのです。こんな考えのもと、僕自身も時には小さな喜びを伝え、時には苦しさを吐露してきました。

そして、講演会の内容が他出演者と被った時は、心から仲間に謝るようにしています。これが、フランクだと言われる所以。他にはない、変わった社風かもしれません。

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仕事において大切にしている「4C」は、
経営リスクも低下させています。

「仲間」としての関係を築いていることもあって、エクスは定着率が非常に高い会社です。誰もが居心地の良さを感じてくれているのでしょう。

しかし、「居心地が良い=ユルい環境」ではありません。
仕事において僕たちが大切にしているのは、Creative(創造的)、Communication(意思や感情の伝達)、Courageous(勇敢)、そしてConcentration(集中)。

さっきまで談笑していた仲間たちも、集中が必要な時には確実にスイッチが入ります。メリハリによって業務効率を高めているため、ユルいように見えても実は経営リスクが少ない体制なのです。

少し話が変わりますが、最近2名の女性が寿退職をしていきました。嫁に出す親の気分になり、とても寂しいというのが僕の本音。
その上、今後の日本の労働人口を考えると女性の活用は当社にとっても重要課題です。生活が落ち着いたら、ぜひ帰ってきてほしいと思っています。

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全社員のフルネームを覚えるのも、経営者の務め。

楽しいことも、苦しいことも共有できる関係を続けるため、社長として努力していることがあります。それは、全社員のフルネームを覚えること。

コミュニケーションの基本は、個別に認識されていることです。
ですから、一人ひとりの名前を呼ぶことは非常に重要。ビジネスシーンに合わせて呼び捨てにする時もありますが、僕は「おい、おまえ」とは絶対に言いません。

また、経営者として「意見がブレないこと」にも気を付けています。僕の話は「暑苦しい」と言われることがありますが、それは同じテーマで何度も発信し、TPOに合わせて伝え方を変えるよう努力しているから。

同じテーマで何度も話すのは実は非常に疲れます。
しかし、発信し続けることは経営者の務め。考えや思考、未来を共有できる人を見つけ、育てるためには絶対に必要なことだと考えているのです。

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実は、「辞めやすい会社」をつくりたい。

「エクスにしか居場所がないから、ずっとここにいる」という姿勢は嫌いです。
「自立と自律」も当社のコンセプト。

ですから、退職しないと叶わない個人的なチャンスが巡ってきた場合は、ぜひ勝負してください。ここで、ひとつ事例をご紹介しましょう。

現在東京オフィスでエースとして活躍しているあるエンジニアは、学生時代に演劇をしていました。生活のために就職をした彼ですが、その後大手劇団の研修生募集に受かったと言うのです。
もちろん研修生が必ず正式団員になれるわけではありません。
しかし、彼にとっては大きなチャンス。「勝負せい!」と言いました。
勝負せずに後悔するより、勝負に負けて後悔する方が良いに決まっているからです。

残念ながら彼は2年後に帰ってきました。IT業界では一度退職した人間が同じ会社に戻ることを嫌う風土がありますが、当社にはそんな制度はありません。外の世界を経験することでエクスの価値を再確認してくれのなら、大歓迎で迎えるつもりです。

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就職活動中の皆さんに、ぜひ聞いてほしいこと。

最後に。就職活動に関する真面目な話をひとつしましょう。
現在、日本の就職市場では大卒新卒者の3割が3年で退職していると言われています。
この問題の根本にあるのは、学生と企業の相互理解ができていないこと。
そしてその原因は、時間を考慮に入れないコミュニケーションにあります。

今現在の企業の姿を見て、就活生の皆さんは良し悪しを判断していることでしょう。
しかし、企業は成長し、形も価値も変えていくもの。
これから進んでいく方向性を確かめなければ、長期的な判断はできません。
だからこそ、エクスでは時間が許す限り「社長に会いたい」という方の声に応えています。
未来の話ができるのは経営トップだけ。

トップの話を聞き、皆さんが進みたい道と重なるビジョンを備えているかぜひ確かめてみてください。
もちろん、エクスの会社説明会では、私自身が未来のお話を詳しくさせていただきます。