Miso soup is our soul food.
今回は前回に引き続き、日本食を話題にする際のお話です。
前回も外国の方がイメージする日本食の話題について触れましたが、寿司や天ぷらの定番だけでなく、最近ではラーメンがとても人気らしく、サンフランシスコでも新しいラーメン屋さんがオープンすると行列ができるということでした。英語でも「Ramen」という表記で通っていて、浸透している様子が伺えました。ですが、これらの日本食は私たち日本人が考える和食というのは少し違いますよね。もちろん、寿司や天ぷらは立派な日本食なのですが、大抵の人は、毎日食べたりするわけではありません。
私が海外に滞在した際に、特に恋しくなる和食メニューといえば、やはり「味噌汁」です。長期滞在する際はインスタントのものを持参することも多いのですが、以前、オーストラリアから帰国時の機内食に味噌汁が出た時は、ホッとしたというか、とても安心した気持ちになったことを覚えています。このように、気持ちが安らぎ、安心できる食べ物のことを、英語では「Comfort food」といいます。また、ふるさとの味という意味で「Soul food」ともいいます。外国の方から「What’s your comfort food?」と聞かれた場合、私の答えはいつも「Miso soup」です。皆さんは、いかがでしょうか?
逆に、他の国の食べ物について知りたい時などは、同じように質問してみると良いですね。家庭料理の定番や、それぞれに思い入れがある地元の食べ物を紹介してくれるはずです。
アメリカ人の友人に聞いた際の答えは「Hamburger」ではなく、「Chicken soup」でした。意外に思われるかもしれませんが、アメリカでは、体調が悪い時や病気の時は「Chicken soup」が良いと言われており、友人のお母様もよく作ってくれたそうです。野菜が入っていたり、パスタが入っていたりと、それぞれの家庭で作り方があるようです。
作り方などを聞いてみても面白いですね。
というわけで、食べ物の話題になると、本当に話が尽きることがありません。もし外国の方とビジネス以外の話をしたい時や、沈黙が続いて気まずい雰囲気になりそうな際は、食べ物の話を始めてみてはいかがでしょうか。
関西Actualizers(アクチュアライザーズ) プロフィール
2015年4月設立。経験を通じて、「海外留学や海外生活を考えている人たちの背中を押したい」と考える関西のグループです。 海外生活をする、外国人を迎え入れることにあたって知っておくと良い事や役立つ情報などを発信しています。
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