イギリス英語とアメリカ英語の違い②
前回に引き続き、「イギリス英語とアメリカ英語の違い」というテーマで、お話します。今回は義弟のスコットランド人、Georgeにイギリス英語について聞いてみました。
なお、前回の「イギリス英語とアメリカ英語の単語の違い」を復習されたい方は、下記サイトをご覧ください。
https://www.xeex.co.jp/column/eng/81
Georgeはスコットランド出身の45歳。現在はスイスに在住で、バリバリのビジネスマンです。
Jessica: What is British English for you?
(ジョージにとって、イギリス英語とはなんですか?)
George: For me itʼs the original version of English language.
Probably the traditional version of English, when the English was first invented.
(英語は僕にとって本来の英語かな。伝統的な英語というか、英語が作られた時の英語だね。)
Jessica: Who speaks British English?
(イギリス英語って誰が話しているの?)
George: British is spoken mostly people in Britain. Britain is England, Whales, Scotland and Northern Ireland.
(イギリス英語はブリテンで喋られているよ。
ブリテンというのは、イギリス、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドのことだよ。)
George: Aside from British English thereʼs Queenʼs English.
(イギリス英語の他に、クイーンズイングリッシュっていうのがあるよ。)
Jessica: Oh what is Queenʼs English?
(クイーンズイングリッシュ?)
George: Itʼs a posh English. Posh, polite and proper English.
(上流階級の英語のことかな。上品で、礼儀正しくて、正しい英語のことだよ。)
Jessica: Thatʼs so interesting.
(へー、おもしろい!)
George: For example, in Harry Potter, Hermione speaks more polite and posh English than Harry or Ron.
(例えば、ハリーポッターのハーマイオニーは、
ロンやハリーに比べて上品で上流階級の英語を喋っているよね。)
Jessica: Thatʼs very interesting. I wouldnʼt really catch those differences because I speak American English.
(私はアメリカ英語しか喋れないから、その違いがはっきりわからないから面白い。)
Jessica: When you have a business trip, do you try choosing certain words to avoid miscommunication?
(出張の時は、ミスコミュニケーションを避けるために、特定の言葉を使うようにしているの?)
George: Yes, I try to speak slowly and use simple words.
And I try to use the words so that people would understand.
For example, if I speak to American people I say sidewalk rather than pavement.
(そうだね。なるべく、ゆっくり簡単な単語を使って話しているよ。使う単語も気をつけているよ。
例えば、アメリカ人と話す時は歩道のことを、”pavement” じゃなくて”sidewalk”って使ったりね。)
Jessica: Is British English changing over the years?
(イギリス英語は、近年少しずつ変化しているの?)
George: Yes, itʼs becoming more modern.
More modern words are coming from social media and and younger people are struggling to use proper English.
(そうだね、現代風になってきているかな。
現代用語がSNSから出てきて、若い世代の子たちはちゃんとした英語が使えなくなっているよ。)
Jessica: I guess you can say that to Japanese as well!
(同じことが日本語にもいえるかもね!)
イギリス英語と一口にいっても、Harry Potterのハーマイオニーとハリーやロンの英語が、posh(上流階級)の差で違うという点は面白いですね。また、アメリカ人と話す時は、イギリス人のジョージがアメリカ英語に合わせて話すのも笑えます。
Instagram、YouTubeなどのSNSといったアメリカ文化が、イギリス人はじめ世界中の人々に影響を与えていて、30年後、100年後のアメリカ英語やイギリス英語にどのように変化与えていくのか興味深いですね。
次回もイギリス英語とアメリカ英語の違いをご紹介したいと思います。お楽しみに!
関西Actualizers(アクチュアライザーズ) プロフィール
2015年4月設立。経験を通じて、「海外留学や海外生活を考えている人たちの背中を押したい」と考える関西のグループです。 海外生活をする、外国人を迎え入れることにあたって知っておくと良い事や役立つ情報などを発信しています。
facebook:https://www.facebook.com/kansai.actualizers
instagram:https://www.instagram.com/kansai_actualizers/