~coffee break~
カンボジア最新情報(2021.06)
スォスダイ!関西ActualizersのEllyです。
さて、今回のカンボジア通信ではコロナ以外の情報をお伝えしたいと思っているのですが、外出制限等々で街中のコレ!といったものをタイムリーにご紹介できないので、あまり知られていない(?)カンボジアの食べ物についてご紹介しようと思います。
例えば、タイ料理といえば・・・・トムヤムクン!グリーンカレー!ガパオ!という風に、割と日本でも食べる機会が増えて身近に感じると思うのですが、カンボジア料理はいかがでしょう?「カンボジア料理といえば?」と聞かれると、パッと思い浮かぶものがないのではないでしょうか。そうですよね、私も赴任前はそうでした。「何となくタイ料理やベトナム料理と同じなんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、意外と違うものなのです。
まず、タイやベトナムなどでは地域によって食文化が違っていたりするのですが、カンボジアはあまりそういう違いがありません。だいたい、どの地域でも食べられているものは同じです。従って、地方に行った時に「ここに来たから、これを食べよう!」というのがあまりなく、どこに行っても皆ほぼ同じようなものを食べています。メニューの種類もあまり多くないため、私もローカルな食堂や地方出張でご飯を食べる時はだいたい同じものになってしまいますね。
例えば、カンボジアで朝ごはんの定番といえば、「バイサイチュルーク」。これは、バイ=ご飯、サイチュルーク=豚肉という名前の通り、焼き豚のせご飯です。タレに付け込んだ豚肉を炭火で焼いたものに、目玉焼きか薄焼き玉子、そして付け合わせにキュウリやニンジンのピクルスが付いてきます。地方の食堂では、ご飯の量が山盛りでも1ドル以下で食べられる場所もありますが、プノンペンでは2ドルほどです。(おしゃれなカフェに行くと5ドル以上する場合も!)他にも、私が出張先でよく食べる朝ごはんメニューは「クイティアオ」です。クイティアオというのは米粉からできた麺のことで、「クイティアオサイチュルーク」というと、これもその名の通り、豚肉がのったライスヌードルのことです。日本では昼や夜に食べるように感じますが、朝ごはんとして食べられるのがカンボジア。逆に、お昼に「クイティアオが食べたいな」と思っても、出している食堂が少なく、見つけにくいのです。タイやベトナムだと、昼に麺類もよく食べられていますが、こちらでは主に朝なんですよね。ヌードルも、だいたい1.5~2ドルくらいで食べることができます。あとは、お粥や焼き魚など、日本人にも馴染みの深いメニューも、朝ごはんとして食べられています。
地方出張で食べたバイサイチュルーク(ご飯はたっぷり!)
ミートボールなどがトッピングされたクイティアオ
東南アジアの料理というと、唐辛子をたくさん使用した辛い料理を想像する方も多いかもしれません。確かに、唐辛子が大好きなカンボジア人は結構います。私の同僚は、おかずがない時、生の唐辛子をかじりながらご飯を食べています(ちなみに、激辛料理が大好きなその同僚は一緒に日本食を食べに行った際、茶碗蒸しに大量の七味唐辛子をかけて食べていました)。他にも、マンゴーなどの果物にチリパウダーをつけて食べたりもしますし、日常的に香辛料はよく食べられています。ですが、カンボジア料理そのものは辛い料理ばかりではなく、むしろ、マイルドな味の料理が多いです。料理の種類自体はタイやベトナムに比べると少ないのですが、日本人の口にも合う料理が結構あります。次回のカンボジア通信では、カンボジアの家庭でもよく食べられている料理などをご紹介したいと思います。お楽しみに!
関西Actualizers(アクチュアライザーズ) プロフィール
2015年4月設立。経験を通じて、「海外留学や海外生活を考えている人たちの背中を押したい」と考える関西のグループです。 海外生活をする、外国人を迎え入れることにあたって知っておくと良い事や役立つ情報などを発信しています。
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