英文法<5>使役動詞 ①
今回は使役動詞についてお伝えしていきたいと思います。私はこの使役動詞がとても英語らしい文法の一つだと思っています。
例えば、美容院や理髪店に行って、「昨日、髪を切ったよ!」と言う時、皆さんはどのように英語で伝えますか。「I cut my hair yesterday.」と言いますか?もし、この表現を使うと「自分で髪を切った」という意味になります。もちろん、ご自身で髪を切ったのなら、「I cut my hair yesterday.」でも良いですが、美容師さんに髪を切ってもらった場合は、以下のような表現になります。
I had my hair cut yesterday.
この「have」ですが、「~してもらう」という時に使います。これが使役動詞です。もちろん、「My hairdresser cut my hair yesterday.」という言い方もできますが、この場合、美容師「My hairdresser」が主語になり、自分の事を伝えたいのに、「私」が不在の文になりますね。このような時に「have」を使うと「私」の事が伝えられるのです。
文章の構造を見ていきましょう。ここでは、髪「my hair」は「切られた」という受け身になるので、それに続く動詞は、「cut」「過去分詞」になります。
では、次の文ではどうでしょうか。
I had my husband pick me up at the station. (私は夫に駅まで迎えに来てもらった)
夫「my husband」が私を迎えにきた「picked me up」なので、過去分詞ではなく、動詞の原形が使われています。つまり、haveの後ろの目的語が、「する立場」なのか「される立場」なのかで、「動詞の原形」か「過去分詞」かになります。
〇それでは、日本語文を「have」を使って英訳してみましょう〇
☆Quiz 1☆
1. 私は車を修理して貰った。
2. 私は壁にペンキを塗って貰った。
3. 私は父に学校まで送って貰った。
4. 私は財布を盗まれた。
☆Answer 1☆
1. I had my car fixed.
2. I had the wall painted.
3. I had my father drive me to school.
4. I had my wallet stolen.
いかがでしたでしょうか。ちゃんと「動詞の原形」と「過去分詞」を使い分けられましたか?次回も引き続き、使役動詞「get」について、ご説明致します♪
関西Actualizers(アクチュアライザーズ) プロフィール
2015年4月設立。経験を通じて、「海外留学や海外生活を考えている人たちの背中を押したい」と考える関西のグループです。 海外生活をする、外国人を迎え入れることにあたって知っておくと良い事や役立つ情報などを発信しています。
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